平成19年8月吉日
理事長・事務局長よりご挨拶
会員各位
 
日本医療ガス学会
理事長 武田純三
事務局長 小板橋俊哉
 
謹啓
 残暑の候、ますますご清栄の事とお慶び申し上げます。
 さて、平成18年11月11日に開催された常任理事会および総会において、故 渋谷 健 氏の後を継いで、私こと武田純三が理事長に就任いたしました。また、平成19年4月1日より事務局は東京都新宿区信濃町35 慶應義塾大学医学部麻酔学教室内に移転し、事務局長も国際医療福祉大学附属三田病院麻酔科の松川公一教授より、東京歯科大学市川総合病院麻酔科の小板橋俊哉教授に交代いたしました。
 医療ガスは、麻酔科診療において麻酔器やモニターなどの機器や、麻酔薬を中心とした医薬品とともに重要な役割を果たしておりますが、すべての診療科に幅広く関係しているものでもあります。特に酸素を中心とした“医療ガス”は安全で安定供給されることが要求されており、電気や水と同様、病院におけるライフラインの一つと位置付けられております。また、“医療ガス”として定義されているものの他にも、医療の現場では数多くのガスが用いられておりますが、法による規制が行われておらず、野放し状態にあるのが現状であります。近年、医療ガスはガス性医薬品として認識されてきていることから、医療ガスの“安全”と“安定した供給”は急務の課題と考えられます。
 今までに日本医療ガス学会は、医療ガスの製造、供給の団体である日本医療ガス協会と数度の話し合いを持ってきました。現在、日本医療ガス協会は日本産業ガス協会との統合が進められており、さらなる大きな団体に生まれ変わろうとしております。日本医療ガス学会の理事長としては、日本医療ガス協会・日本産業ガス協会とともに、医療の現場で使用されるガスの安全対策への取り組み、日常の安定したガス供給への取り組みに加えて、地震等の災害時の医療ガスに関する情報の入手と供給体制の確立を進めていきたいと考えております。具体的には、安全のための基準作り、ガス供給のためのマニュアルやプロトコール作り、野放しとなっているガスの法整備などに関して、協会と連携して提案、提言を行い、厚労省、消防庁などの行政、医師会などの医療関係団体への働き掛けを強めていきたいと考えております。
 日本医療ガス学会に加入していることが、医療ガスの安全への取り組みの代名詞となるような、さらに医療ガスの安全、安定供給を通じてこれまで以上に社会へ貢献できるような、身近で重要な学会に発展させたいと考えておりますので、会員の皆様のご協力とご助言をお願い申し上げます。
敬具